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土居雅博氏のブログ#4:フィギュアヘッドの自作法

掲載日 2012年05月18日 in Doi's Toys
土居雅博氏のブログ#4:フィギュアヘッドの自作法

土居雅弘氏のブログ#4:フィギュアヘッドの自作法

これまで模型誌上などで、1/35フィギュアのスクラッチ方法は何度もお伝えしてきました。けれども1/35フィギュアヘッドの自作法は、一般読者にとって難易度が高すぎるということでほとんどお伝えしてきませんでした。そこで今回は、私の1/35ヘッドスクラッチ法を、どんな素材や道具を使ってどんな流れで進めているかを見ていただこうと思います。

まずは素材。使うのはエポキシパテです。近頃はさまざまなエポキシパテが発売されていますが(写真1)、私がヘッドのスクラッチに使っているのはタミヤのエポキシ造形パテ(速硬化タイプ)とGSIクレオスのMr.造形用エポキシパテ《高密度タイプ》です。どちらも硬化が早く、きめが細かくて顔の造作などの細かい造形に向いているエポキシパテです。私の個人的な感覚ではタミヤの方がよりきめが細かい感じで、若干きめが粗く感じたクレオスの方は1/16などのより大きなフィギュアの原型に使っていました。逆に、クレオスの方が腰が強く細かい造形の際に形が崩れづらいような気がします。最近ではクレオスの扱いにも慣れてきたので1/35ヘッドにもこちらを使うことも多くなってきました。ということで、今回はクレオスを使って進めてみたいと思います。

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このパテは取材と硬化剤が別々の袋に入っているので、同量をカッターやはさみで切って混ぜ合わせます。1コのヘッドに使う量はほんの少しで充分なので、一回切ったパテをさらにデザインナイフで小さく切り分けて使うと無駄になりません。

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こうして切ったパテを混ぜ合わせますが、棒状にして合わせてねじっていくときれいに混ぜ合わせることができます。

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混ぜ合わせたパテを団子にして爪楊枝の頭の部分にくっつけます。

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くっつけたパテ団子に、顔の輪郭、目鼻の位置を、爪楊枝の先を使って大まかにモールドしていきます。このとき、爪楊枝を水で湿らせて作業するとパテがくっつかずにやりやすいです。

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さて、大まかな目鼻の位置が決まったら、こんどはスパチュラ(歯科用の細い金属製へら)を使って細かいモールドをつけていきます。この作業は一気で決まることはまずないので、何度も何度もスパチュラをこちょこちょと動かしながら、少しずつ形を決めていきます。この状態になるまでに要した時間は大体20~30分くらいでしょうか。この段階で一回作業を止めて、パテを硬化させます。目の部分に上まぶたがあるだけですが、フィギュアヘッドの自作では何と言っても目の造形がキモでいちばん難しいので、そこだけに集中できるように目玉と下瞼は硬化後にあらためてパテの塊を乗せてモールドします。

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大体できたヘッドを眺めていると、顔の輪郭が大きすぎたりということもよくあるので、そんなときはデザインナイフで削り込み、紙ヤスリとスチールウール(0000番手)で仕上げます。

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まぶたと耳のモールドには、よりきめの細かいタミヤのキャラメルパテを使いました。混ぜ合わせたパテの小さな塊をデザインナイフの先で目のくぼみ部分に乗せて、形を作っていきます。

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目の部分ができたら、こんどは耳を作ります。やり方は同じです。

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形ができたら、ラッカー系溶剤を含ませた筆でなでて、表面をきれいに仕上げます。

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最後にサーフェイサー(Mr.サーフェイサー1000を使用)を吹いて仕上げます。ここまでにかかった時間は硬化待ち時間を含めて5時間ほど。実働時間は1時間弱といったところでしょうか。

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近頃は出来の良いスペアヘッドがたくさん発売されていてなにもわざわざヘッドをスクラッチしなくても・・・とも思いますが、少々出来が見劣りしても、誰も見たことのないオリジナルのヘッドを作品に使うのもいいものですよ。

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3 コメント

  • Blargg on 2010年09月12日 at 06:17

    Absolutely stunning. It’s like magic.

    You say to use a finer grain Tamiya putty for the eyes and ears, but do you mean to mix the putty differently? Or are there types of Tamiya putty that HLJ doesn’t stock?

    Would be very interested in knowing, so I might attempt this.

  • George on 2010年09月14日 at 05:20

    I think he meant that the Tamiya was finer-grain than the Gunze putty.

    As far as I know, there’s never a situation where you’d want to vary the mixing ratio for this type of putty.

  • brian on 2010年09月14日 at 09:00

    Hi Blargg,
    As George said, Doi-san feels the Tamiya putty has a slighty finer grain, so in this example he used the Tamiya putty instead of the Gunze putty to do the eyes and ears (the head itself is the Gunze putty). No actual mixing together of the putties; he was just using the Tamiya putty separately for the eyes and ears, because, again, he feels that it has a finer grain. HLJ stocks both the Tamiya and Gunze putties used in this blog, as linked in the blog itself.

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